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時給100ドルで働く子犬インターンを募集するSNS参加型施策
海外のとあるレストラン開業のInstagramを使った参加型プロモーション事例です。
ペット同伴で入れるレストランであることがウリ。
はじまりはレストランのInstagram投稿
ちなみに「パピターン」は「子犬=パピー」と「インターン」をくっつけた造語です。
企画の全体像はこちら↓
- 飼っている子犬をかわいがる技術を動画撮影した動画を募集。
- #キャンペーン名と、@レストラン名をタグ付けしてInstagra動画を投稿
- 投稿内容をもとに子犬を選考
- 選考に通った子犬を「パピターン生」としてレストランで雇い、時給100ドルの報酬が支払い。
#キャンペーン名が付いた子犬にへの愛情でいっぱいの投稿は2週間で2,000件を上回ったそうな。
「ペット同伴で入れるレストラン」という特徴を上手く訴求しながら、新店舗についてターゲット層を動かしたいいPR施策ですね。
SNSやPRの手法としてとても面白いやり方だと思ったので、marugome視点で解説したいと思います。
ポイント
- キャッチーな誘い文句
- 「人」じゃなくて「犬」を雇う、逆転の発想
- 誰でも参加しやすいInstagram×動画
それでは、各ポイントを見ていきましょう
キャッチ―な誘い文句
キャンペーンのタイトルがとにかくウィットに富んでいますね。
「子犬=パピー」と「インターン」をくっつけて「パピターン」という言葉をつくってしまったところが、このプロモーションの鍵だと思います。
日本だと「犬」と「アルバイター」をくっつけた「犬バイター」とでもなるでしょうか。笑
良い言葉は、それ単体でも人を動かす力を秘めているものです。
「人」じゃなくて「ペット」を雇う、逆転の発想
アイディアを発想する一つの方法に「逆転」があります。
言葉の通り、常識や因習の180度逆のことを設定するやりかたです。
例えば、
太陽は地球の周りを回っている
→(逆に)地球が太陽の周りを回っている
=地動説
(*)ブレイクスルー アイディアはロジックから生まれる より引用
今回の場合だと、ペット連れOKのレストランのためターゲットはその飼い主ですが…
新しいレストランを開くからインターン生(人)を募集する
→(逆に)新しいレストランを開くから、インターン生(ペット)を募集する
と全く逆転させてしまった点が秀逸です。
あとはペットにあたる動物の中で、もっとも分かりやすい「子犬」を選べば今プロモーションの大枠が出来上がりです。
もしかしたら、インターン生は若い人がやるものだから犬の中でも子犬にしたのかも?
誰でも参加しやすいInstagram×動画
今回は実際に子犬を飼っているオーナーさんがターゲットでしたので、タイムライン映えするInstagramを選択したのが素晴らしいですね。
またInstagramの動画投稿は日本よりも海外は広く受け入れられており、参加のハードルがかなり低かったりします。
きちんと「#」や「@」を駆使して参加を見えるかしていることで、たくさんの人の参加を促すことが出来たのでしょう。
ちなみに:参加型施策をするにはTwitter?Instagram?
プロモーションを考える際に、この部分には結構神経を使います。
ひとことにSNSと言っても使ってるユーザーも投稿内容も結構違いますからね。
超簡単に使い分けるヒントとしては、下記のような感じがいいんじゃないかと思ってます。
- Twitter → ワンタッチで参加できる時(フォロー&RTキャンペーンなど)
- Instagram → 写真や動画を使って参加してもらいたい時
TwitterはRTでキャンペーンの内容自体を広めて貰いやすいですが、ユーザーとの関係値はそこまで深くなれません。
Instagramは拡散率はTwitterに劣りますが、参加してくれたユーザーとより濃い関係を築くことが出来ます。
プランニングする時に、ちょっと意識するとイイと思います。
最後に、今回使われていた「逆転」の発想を含めて、僕がとても勉強させてもらった参考本をご紹介します!
ブレイクスルー ひらめきはロジックから生まれる
大手広告会社の博報堂出身の木村健太郎さんと磯部光毅さんが執筆した書籍です。
記事内でご紹介した「逆転」の発想法も含めて、たくさんの発想法がロジカルにまとめられています。
アイディア出しに困ったときに、立ち返って何度も読み返して勉強しています。
僕のTwitter(@marugomegannba)では、プロモーションやマーケティング、アイディアとか企画の話もちょこちょこしていますので、良ければフォローお願いします!
Let’s studying..!!