- パワーポイントで資料作ってみたけど、なんかダサいし見辛い。
- 難しいことは分からないけど、手っ取り早くみやすい資料にしたい。
こんな悩みを持った、面倒くさがり屋の学生さんや新社会人のみなさんをお助けします。
3つのコツ
- 色は2色で十分
- フォントは1種類
- 図形は同じ形・同じ色
僕は、社会人になってからパワポを使い始めた超面倒くさがりの企画屋さんです。
仕事柄、これまで300個以上はプレゼン資料をつくってきました。(もしかして少ない!?笑)
恥ずかしい話ですが、当時は本当にパワーポイントの超初心者で、
いい企画が思いついてもつくったプレゼン資料が気持ち悪いくらい見辛くて、、、全然伝わらない苦しみを味わったものです。
そこからいろいろ試行錯誤を繰り返して、いまでは何とかお客さんに褒めて貰えるくらいの資料をつくれるようになりました。
みやすいパワポのスライドをつくるコツはたくさん出回っていますが、全部実践しようとすると時間もかかるしかなり面倒だとみなさんも嫌になってしまうと思うので、
今回は超簡単にみやすいスライドをつくるコツを3つに絞ってご紹介しちゃいます。
スポンサードサーチ
目次
パワーポイントの見やすいスライド1:色は2色で十分
パワーポイントで使う色は背景の白とテキストの黒を除いて2色にしましょう。
3色以上使うと、スライドがこってりしてしまい見辛くなってきます。
メインカラーとアクセントカラーを決める
2色の内訳は下記です。
- メインカラー
- アクセントカラー
それぞれの特徴を見ていきましょう。
メインカラー
メインカラーはスライドなのかで何か色を付けたい際に基本的に使用する色です。
なるべく原色を避けて、優しい色合いのものを選びましょう。
オススメは青と緑の中間くらいのエメラルドグリーンです。
アクセントカラー
アクセントからはーはその名の通り「アクセント」をつけるために使用する色です。
メインカラーと対照的な色を使います。
メインカラーをエメラルドグリーンにした場合は、赤系の色がおススメです。
ルール:アクセントカラーを使うのは、1スライド内で1要素だけ。
特に強調したい部分だけに使用するようにしましょう。
面倒であれば、上記の様にルールを設けるとデザインが楽になります。
カラーツールでおしゃれな色を探そう
デフォルトのカラーパレットの色を使うと、基本的にダサく見えます。
余裕があればWEB上の便利なカラーツールを使って、見やすいメインカラーとアクセントカラーを選びましょう。
Palettonでメインカラーとアクセントカラーを自動で決める
これはかなり便利なので、お気に入りページに追加して使いましょう。
メインカラーを決める
サイトを開くと円形のカラーパレットが表れます。
適用な色をクリックしたり、クリックしながら動かしてみると色も自動的に変わります。
好きなメインカラーをここで探すとよいでしょう。
ちなみに、右側の色をクリックすれば、RGB値が出てきます。
アクセントカラーを決める
円形のカラーパレットの上にいくつかピンが刺さったスイッチがいくつかありますが、この中から「逆Y字」型のものをクリックしましょう。
そうすると右側に、クリックした色と対照的な2色の色が出てきますので、好きな方を「アクセントカラー」にしましょう。
Bootflat – Color Pickerで好きなメインカラーを選ぶ
お洒落な色が簡単に見つけられます。
Bootflatを開いてやることは
- 好きな色を選ぶ
- 「#16A085」にあたる値をコピー
- 先ほどご紹介したPalettonの左下にこの数値をペーストする
の3つです。
Bootflatで好きなメインカラーを見つけたら、Palettonでアクセントカラーまで決めちゃいましょう。
パワーポイントの見やすいスライド2:フォントは1種類でOK
使用するフォントは1種類でOKです。
色々使ってもあまり見やすいものではありませんので。
オススメフォントは「メイリオ」です。
みなさんのパワーポイントにもおそらく入っているかと思います。
みやすいのはもちろんですが、windowsでもmacでも文字化けする心配がなくなりますよ。
フォントサイズはルールを決めて使おう
スライドによってフォントの大きさが変わるのは、資料が見辛くなる大きなポイントです。
自分なりにルールを決めて使い分けするようにしましょう。
スライドのサイズを「A4」にする場合
作成した資料を印刷して共有する場合は、スライドのサイズを「A4」にすると思います。
その場合のルールは下記のようにしましょう。
- 表紙タイトル:40pt
- 表紙の日付などサブ要素:14pt
- 見出し:36pt
- 小見出し:20pt
- 本文:14pt
実際にレイアウトしてみたものがこちら
プロジェクターで大きく出す場合
印刷ではなくプロジェクターに出力してプレゼンをする場合は、モニターの大きさによってスライドのサイズやフォントのサイズを調整する必要があります。
各サイズに対していちいちルールを設けてもきりがないので、先ほど設定したルールで作成したサイズのバランスを目で見て確認しながら調整しましょう。
こちらの記事で、そのあたりの説明をしてくれています。
僕も大変参考にさせて貰いました。
行間を使いこなそう
デフォルトの設定では行間が狭くて見辛いため、これを調整してあげましょう。
パワーポイントの上部にあるツールボックスの中に、「行間」を決めるツールがあります。
テキストボックスを選択した状態でこの行間ボタンを押すと1.5や2.0など選択肢が出てきますが、惑わされず一番下の「行間のオプション」を選びましょう。
すると「段落」というボックスが出てきますので、図の赤枠の中の様に設定しましょう。
それだけで大分行間が良い感じになってみやすくなると思います。
ヒント:完成したらテキストボックスを右クリックして「既定のテキストボックスに設定」を選択すれば、別のテキストを入力する際にも、設定した行間を保っていてくれます。
パワーポイントのみやすいスライド3:図形は同じ形、同じ色で統一する
図形は、基本同じ形・同じ色のものを使いましょう。
円を使うならずっと円。四角形を使うならずっと四角形を使います。
悪い例
カラフルではありますが、これでは何が一番大事なのかもわかりません。
同じ形と色に統一してあげましょう。
いい例
統一してあげるとこんな感じになります。
強調したい要素に対しては、上の図の様にアクセントカラーを使うか、太枠にしてあげるくらいで十分です。
四角と丸が有能すぎる
図形を探すとけっこうたくさんあるのでどれにしようか迷ってしまうかもしれませんが、まよったら四角か丸を使っておけば問題ありません。
使いすぎは逆効果
みやすいスライドにするために図形を使っているのに、ついつい使いすぎてしまうことがあります。
試しにたくさん使ってみましょう。
…かなりみづらいですね。
思い切って減らしてあげましょう。
まとめ:凝り始めると、パワーポイントはどんどん面白くなっていく
今回お伝えしたパワーポイントのコツは3つだけですが、実際に手を動かし始めると見る見るうちに資料が見やすくなっていきます。
そうするとどんどん資料作りが面白くなってくるでしょう。
もっと極めたいと思ったときすることはシンプルで、
- 良いサンプルをみて真似しまくる
- 良い本を読んでその通りにやってみる
くらいなものだと思います。
数をこなして、パワーポイントマスターになりましょう!
最後に、パワポ初心者だった僕が何とか見せられるくらいの資料をつくれるようになるまでに、大変お世話になった本をご紹介します。
パワーポイント スライドデザインのセオリー
パワーポイントのみやすいスライドの作り方を体系的にまとめたこちらの本がおススメです。
僕も何度か目を通して使いましたが、かなり便利です。
本に書いてある通りにパワーポイントをいじっているだけで、ぐっとみやすいものが作れるようになりました。
なるほどデザイン 目で見て楽しむ新しいデザインの本。
パワーポイントに関わらずとにかくみやすいデザインの作り方を知りたい方には、こちらがおススメです。
これは読み物としても単純に面白いです。
話題のデザイン本としていろんなところで見かけるようになりましたね。
最初は立ち読みでいいやと思っていましたが、面白すぎて結局買ってしまいました。笑
企画は、ひと言。
資料作り以前に、まずはいい企画をつくりたいという方にとって外せない1冊。
テレビの放送作家(番組の内容とかを考える人です)の石田さんが書いた書籍。
良い企画、分かりやすい企画、伝わる企画の作り方が学べる1冊です。
この本が好きすぎて、個人的には回し者かと思われるくらい色々な人におオススメしています。
実はマスコミ系の就活対策用にも使えます。
あとは、ぼくのTwitter(@marugomegannba)でも企画とかのこともちょくちょく呟いてますので、良かったらフォローしてください!
Let's studying..!!