アイディアの発想法~「KJ法」をマスターしよう~

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マーケティング・広告・コミュニケーション業界など企画屋さんの1年生の悩み

  • アイディアが全然思いつかない…
  • アイディアが思いつくための実践的な方法を教えて欲しい!

こんな疑問に、毎日アイディアを考え続ける現役コミュニケーションプランナーが疑問にお答えする、アイディアの発想法シリーズをお届けします。

今回のテーマは組み合わせる発想法の1つ、KJ法です!

INDEX

  • KJ法とは?
  • KJ法のやり方は?
  • おまけ:アイディア脳をつくるために

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KJ法とは?

KJ法は文化人類学者の川喜多さんが開発した技法です。

基本的にはブレインストーミング(以下、ブレスト)で出た膨大なアイディアを整理しながら、新たな発想やアイディアを生み出していくものになります。

全くの0ベースで発想する方法ではないので、ブレスト→KJ法という流れで行うことが多いです。

ただ様々な分野に応用が可能な方法ですので、人によってやり方が微妙に違うんですよね…。

なので今回はプロモーションアイディアを生み出すマーケターの立場で、出来るだけ簡単な表現を使ったmarugome流で説明していこうと思います。

KJ法のやり方は?

ブレスト→KJ法の流れが一般的なので、今回もそれで説明したいと思います。

基本的な流れは下記です。

  1. ブレストをしてアイディアやキーワードを出しまくる
  2. 出たアイディアやキーワードを、「親近感を覚えるもの」を軸にグループ化する
  3. グループ同士の関係図をつくる
  4. 出来上がった関係性をもとに、全体像を一つのストーリーにする

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

1.ブレストをしてアイディアやキーワードを出しまくる

アイディアをポストイットに書き込んで、ホワイトボードや模造紙にペタペタ貼りまくります。

この時守って欲しいのが

  • 1つのポストイットにアイディアは1つだけ
  • アイディアを書くときは、アイディアの見出しを書く

ということです。

この後のステップでアイディアをグループ分けしたりするので、1つのポストイットにいくつもアイディアが書いてあるのは不便です。

またアイディアを細かく書いていると、同じくグループ分けする際にどのポイントをもとに分類すればいいのかが分からなりますよね。

1つのポストイットにつき1つのアイディアを、ひと言に収まるように書く。

そうすると、この後の作業の精度が上がります。

2.出たアイディアやキーワードを、「親近感を覚えるもの」を軸にグループ化する

先程ペタペタ貼ったポストイットを、2~3枚くらいのグループにまとめます。

グループ化する時のポイントは、「ああ、なんかこっちとあっちのアイディア似てるかも…」くらいの親近感を覚えるもの同士をくっつけることです。

それから、2~3枚ごとのグループにタイトルをつけてあげましょう。

次は、改めて全体を見渡して、親近感を覚える2~3個くらいのグループを1つのグループに集合させます。

そして出来上がったグループにタイトルをつけて…

と、この作業を繰り返して、最終的に10個くらいのグループに落ち着けましょう

学校のクラスで置き換えてみる

上記の説明だと分かり辛いかもしれないので、高校のクラスを想像してみてください。

たまたま音楽が好きで仲良くなったクラスの友達同士が(親近感をもとにグループ化)、

他のクラスの音楽好きな友達同士とくっついてバンドを作り(更にグループ化)、

最終的に他の学校のバンドも一緒にライブハウスでのライブイベントをやる様になった(最終的な10個くらいのグループ)

みたいな感じです。

「親近感を覚えるもの」ということを意識しながら、グループ分けを進めていきましょうね。

3.グループ同士の関係図をつくる

次は10個くらいにまとまったグループ同士に、関係性をつけてあげます。

下記の順に進めましょう。

  • 距離を指揮しながらグループを再配置する
  • 再配置したグループ間の関係性を書き込む

距離を指揮しながらグループを再配置する

より意味が近かったりすれば近くに配置して、ちょっと関係ないなあと感じれば遠くに再配置します。

先程の例を引用するなら、ライブイベントとダンス好きが集まって企画したダンサーイベントは、パフォーマンスしているという視点で意味が近いので、距離も近くに配置します。

一方で、仮に手芸好きが集まって企画した自作手芸品の展示会などは、ライブイベントとは大分異なるので、遠い距離に配置します。

再配置したグループ間の関係性を書き込む

今度は、グループ間に関係性を書き込んであげましょう。

イメージとしては、よくドラマやアニメで使われる登場人物の相関図みたいな感じです。

主な関係性は下記のような感じです

  • 関係がある
  • 原因、結果
  • 似ている
  • 反対

恋愛系のドラマに例えると…

両想い、ケンカ中、幼馴染、しつこい、嫌い

あたりでしょうか。笑

ここであまり型に捉われずに自由に関係値を書き込んでおくと、次のステップが少し楽になりますよ。

4.出来上がった関係性をもとに、全体像を一つのストーリーにする

先ほど書き込んだ関係性をもとに、全体像を一つのストーリーとして語れるようにしてみましょう。

一度に全体を繋げるのは難しいので、まずはどれか二つのグループの関係性を文章化しておき、他の文章が出来てからつなぎ合わせてみるとよいでしょう。

  • ~だから
  • ~と同じ様に
  • ~とは反対に

の様な接続詞を上手く使うといいですよ!

さて、ライブイベントの例に戻って簡単なストーリーをつくってみます。

ライブイベントとダンスイベントはパフォーマンスという点で似ています。
一方で、ライブイベントと手芸の展示は全く主戦場が異なると思っていました。
しかしここで思ったのは、手芸も実は一つのパフォーマンスなんじゃないかということです。
そう考えると、バンドの演奏をBGMに手芸をリアルタイムでカッコよく披露しつつ、会場の空きスペースで過去の作品を展示するのもありなんじゃないでしょうか?

…すごい妄想だと思われるかもしれませんが、実際に仕上がったストーリーそのものがアイディアになり得るということに気付いて頂けたと思います。

KJ法は、こうしたストーリーを仕上げる段階にはいると、どんどんと新しい視点が生まれてくるのが醍醐味でしょう!

やりこむとけっこう時間がかかるものですので、スケジュールは少し余裕をもって取り組みましょうね。

おまけ:アイディア脳をつくるために

もしあなたが日々の業務で継続的にアイディアをだすことを求められているのであれば、日頃からアイディアのインプットとアウトプットを繰り返しながらアイディア脳をつくりたいですよね。

アイディアが思いつく様になる習慣についてもまとめていますので、是非読んでみてください。

これからもアイディア発想法をご紹介していきますが、体系的に勉強したいという方にはこちらの本がおススメです。

ブレイクスルー ひらめきはロジックから生まれる

アイディアがひらめくためのロジカルな思考術が体系的にまとめられている僕のバイブルです。
大手広告会社博報堂出身の木村健太郎さんと磯部公毅さんが書いた本になります。

【マーケティング・コミュニケーションを仕事にしている人には】手書きの戦略論 「人を動かす」7つのコミュニケーション戦略

こちらは、1つ前にご紹介した本を書いた磯部公毅さんが書いた本。
マーケティング・コミュニケーション関連の仕事をしているならば、この本は必読です。
アイディアの発想法ではないですが、プランニングの手法について体系的にまとめられています。
戦術ではなく戦略の発想法、と言えるかもしれませんね。

こうしたコミュニケーションのプロが書いた本は、冗談抜きにかなり勉強になります。

傍らに置きながら、ぜひぜひ楽しい発想ライフを送ってください!

それではいいアイディアをこれからも。
Let’s studying..!!

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