【王道】アーティストプロモーションを3ステップで攻略

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アーティストのプロモーションにお悩みの全ての方へ。

  • アーティストのプロモーションって何をすればいいの?
  • どうやってプランニングすればいいの?

こんな疑問にお答えします。

INDEX

  • アーティストのプロモーションの王道は3ステップで攻略
  • プロモーションアイディアはブランディングを意識して
  • おまけ:音楽ストリーミング独占時代がやってくる

僕は現在、広告会社のプロモーションプランナーをしています。

これまで、いろんなアーティストのプロモーションに関わってきました。

それこそ、ミリオンを達成したり紅白に出るような誰もが知っているメジャーなアーティスとから、誰も知らないような無名のアーティストまで幅広くかかわらせてもらいました。

そのなかで、アーティストのプロモーションには王道の戦略があると感じてきたので、それについてちょっとお話させてもらおうと思います。

興味を持っていただけたら、早速参りましょう…!

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アーティストのプロモーションの王道は3ステップで攻略

結論、次の3ステップが王道です。

  1. 高熱シェア
  2. 仲間ゴト化
  3. 世の中ゴト化

メジャーであろうがなかろうが、王道は上記の3ステップになるかと思っています。

さっそく、一つずつ見ていきましょう。

STEP1.コアファンの熱量を最大化して「高熱シェア」を生み出す

まず基本は、今既にアーティストを大好きでいてくれているコアファンの熱量を最大化すること。

これは、メジャーでもインディーズでも変わりません。

大なり小なり世の中の盛り上がりを生み出すためには、主観的で強烈な“熱量のあるファンの口コミ”が有効に機能することが必要。

価値を高く評価する人が口コミでそれを広めていくことで、熱量が伝染し、大きなブームへと育ちます。

じゃあなにをすればいいの?
…ファンの熱量を最大化するために意識するのは主に下記の様なことかなと思っています。

  • ファンを特別扱いすること
  • ファンとの接点を最高の想い出にすること
  • ファンとビジョンを分かち合うこと

いわゆるファンベースのマーケティング的な考え方ですね。

当たり前のことですが、アーティストにとってファンは命です。宝です。

この当たり前を大事にすることがどれだけ素晴らしい効果をもたらすのかについては、アメリカで熱狂的なファン層を作り上げたグレイトフル・デッドを例にファンマーケティングを開設している本がありますので、必ず読みましょう。

アーティストに関わらず、ファンベースのマーケティングについて気になった方はこちらも必ず読んでおきましょう。

元電通出身のサトナオさんが書いたもので、これを読むとファンベースのマーケティングについてかなり理解が深まります。

さて、このステップで大事なポイントを最後に1つ。

ファンに何を語ってもらうか?

当然、悪口じゃないはずですよね。

“カッコいい”とか“歌が上手い”とか“ライブが面白い”とか、アーティストのどんな一面を高熱シェアしてほしいのかを、考えてプロモーションを仕掛けることが大事です。

ここについてはブランディングの項目でもう少し解説します。

STEP2.仲間がみんな知っている状態を目指す、「仲間ゴト化」

仲間ゴト化の段階では、“ファンならみんな知っている”という状態を目指します。

ポイントはずばり、SNSです。

今の時代、リアルな友人たちと繋がる本アカウントとは別に、裏アカウントや趣味アカウントなどをつくって、好きなものについて語り合える趣味コミュニティを形成しています。

そんなSNSでの趣味コミュニティ、ファンコミュニティ内でファンが語りたくなる情報=ネタをどんどん投下してあげましょう。

投下する情報は例えば…

  • 新曲のリリース情報
  • 楽曲制作のウラ話
  • ファン向けの企画情報

などなど。

よく見かけるのが、新曲発売日まで毎日変わるカウントダウンポスターなどですかね。

知らない人からしたら「なにこれ?」で終わってしまいますが、ファンからすれば好きなアーティストの新曲発売に期待感が膨らみ、ポスターを見つけたらついつい写真に撮ってシェアしたくなるでしょう。

熱狂的な方であれば、全てのポスターを写真に収めてコレクション自慢したりしますよね。

世の中全体のことはいったん置いておいて、いかにファンのモチベーションを刺激するネタを用意できるかが、仲間ゴト化の肝となります。

STEP3.ファンも、ファンじゃない人もみんな知っている「世の中ゴト化」

STEP2の仲間ゴト化までは、基本的にファン中心の情報拡散でした。

ファンというくくりを抜け出して、ファンも非ファンもひっくるめた世の中全体のムーブメントとして昇華していく段階が世の中ゴト化です。

ここでは、メディアをフル活用して大きく仕掛けることが重要となります。

TV・新聞・雑誌・ラジオなどのマスメディアはもちろん、WEBや交通広告・屋外看板・イベントなど様々なメディアをフル活用して「なんか凄い盛り上がってるね」という状態を目指します。

メジャーな事務所やレーベルに所属しているアーティストであれば、広告を使った露出やPRでのニュース化も有効でしょう。

インディーズなど広告予算を絞り出すのが難しい時でも、YouTubeなど無料で世の中とコミュニケーションが取れるメディアをどんどん活用しましょう。
(*)YouTubeでファンが視聴回数を増やすとたまに急上昇ランキングに動画が登場したりして、すごい拡散されるケースもあります。

最近話題になったDA PAMPのU・S・Aなんかも、キッカケはYouTubeでしたね。

もちろん急上昇ランキングにも載り、今では1億回近くの再生回数を誇っています。

プロモーションアイディアはブランディングを意識して

ご紹介した3ステップは全体的な戦略の骨組みとなります。

実際にプロモーションを実施する際には、それぞれのタイミングで適切な仕掛けを施すことが重要です。

どんな仕掛けを施そうかと、きっと社内外のメンバーを巻き込みながら様々なアイディアを検討することになるでしょう。

その時に注意してほしいのが、アーティストのブランディングです。

つまり、「そのプロモーションアイディアを実行したとして、このアーティストがどんなアーティストだとファンや世の中の人に思われたいのか?」ということ。

SNSが主流になって話題化至上主義みたいなものが生まれているけど、正直話題化だけ意識していたら、プロモーションは上手くいかないと思います。

アイディアが実際に施策として実施されたとして、アーティストの気持ちが置いてけぼりになるケースは実感としてとても多いです。

せっかくなのでいい例と悪い例を挙げてみましょう。

上手くブランディングも意識できているいい例

2017年にゴールデンボンバーが実施した8秒ライブがまさにそれです。

これは「ゴールデンボンバーが8秒の歌がついたラインスタンプをつくった記念に、8秒だけ歌唱するライブをしよう」というアイディア。

普段から笑いを上手くとりながらみんなを楽しませようとしているゴールデンボンバーらしさが出ていますよね?

見事動画やWEBニュース・テレビニュースなどでも取り上げられることで、世の中ゴト化に成功しています。

これを、星野源がやったら??

実際に行われたものではないですが…。

仮にゴールデンボンバーの様なネタ系のライブを星野源がやったら、どうでしょう?

多分、めっちゃ盛り上がるとは思います。かなり話題にもなるでしょう。

でもそこに、星野源のアーティストとしての想いがついてきているかはちょっと疑問です。

いまでは星野源はかなり売れてしまってワーキャーされるようになってしまったけど、彼は「ちゃんと自分が思ういい音楽をつくっている」という自負があるからこそ、そこに本物感をにおわせる真面目な性格を持たせたアイディアにするべきではないかと僕は考えます。

メジャーなアーティストを例に出してしまったけど、インディーズでも同じです。

プロモーションは楽曲を聞いてもらって、音楽を、アーティストを好きになって貰うためにやっています。
(本当はCDとかライブとかまで来てお金を落としてもらいたいのがビジネス上のホンネではあるけども。)

アーティストとプロモーションをちゃんと同じ方向を向かないと、一時の流行りに世の中のアーティストへの印象は流されてしまう恐れがあることを、きちんと頭の隅におきながらアイディアを検討していくとよいでしょう。

おまけ:音楽ストリーミング独占時代がやってくる

巷で騒がれていますが、本当に今、CDが売れません。

ひと昔前は「ミリオン達成!!」とかが一つの目標になっていたようですが、今は50万枚売れたらかなり成功していると言えます。

実は日本の音楽市場規模は6000億で世界でもトップクラスだと言われるけど、これは単純に日本のCDが高いから。

シングルに過去のライブ映像をくっつけて1万円とかで売るとかもざらにありますよね。

だから、みんなCDを買わないで音楽ストリーミング配信で音楽を聴いています。

個人的な予想になりますが、たぶんCDって近いうちになくなります。

アメリカではもうほとんどストリーミングです。

ちなみに今、ストリーミング配信って何があるのか?

改めて色々調べました。

先に言いますが、めっちゃあります(笑)

Apple music

ミュージック

ミュージック

Apple無料posted withアプリーチ

  • 月額:980円
  • 収録曲数:約3000万曲

Appleが提供するサービスですね。iTunes Storeの中から聞き放題です。これは有名なので詳しい説明はいらないでしょう。

Google play Music

Google Play Music

Google Play Music

Google LLC無料posted withアプリーチ

  • 月額:980円
  • 収録曲数:不明

これも特に説明は不要でしょう。割愛します。
※この後出るYouTube Musicにサービスが移行していくようです。

Spotify

Spotify -音楽ストリーミングサービス

Spotify -音楽ストリーミングサービス

Spotify Ltd.無料posted withアプリーチ

  • 月額:980円
  • 収録曲数:4500万曲

日本で定額制の音楽配信サービスが有名になったのは、Spotifyからではないでしょうか?
世界最大の定額配信サービスなだけあって、洋楽が充実している感じはありますね。
もちろん日本の楽曲も主要な楽曲は押さえていますよ。

AWA

AWA - 音楽ストリーミングサービス

AWA - 音楽ストリーミングサービス

AWA Co. Ltd.無料posted withアプリーチ

  • 月額:0円~(有料プランあり)
  • 収録曲数:5000万曲

こちらも世界最大級のサービス。
エイベックスとサイバーエージェントが頑張っている音楽配信サービスって印象です。
無料会員の場合は、クレジットカードとか氏名の登録さえもいらないので、かなりハードルが低いのでとりあえず試してみると良いでしょう。

Amazon Music Unlimited

Amazon Music

Amazon Music

AMZN Mobile LLC無料posted withアプリーチ

  • 月額:980円
  • 収録曲数:4500万曲

【今が入りどき!】Amazon Music Unlimitedが3カ月99円という破格プランを2019年1月4日までやっています。
Amazon Music Unlimitedはこちらから登録できます

いわずもがな、Amazonがやっているサービスで、プライム会員じゃなくても入れます。
Amazon echoとか使っているなら、これが良いと思いますよ。洋楽はかなり充実しています。
アーティストの想いや曲背景も聴ける「Side by Side」っていうオリジナルコンテンツが超いい。これは正直勉強になります。
アニソンも結構豊富だし、邦楽も結構増えてきているから、特に不満無し。
あと、プライム会員ならちょっと安く入れるのでついでに入るのもありかもしれませんね。

KKBOX

KKBOX - 1ヶ月無料 音楽聞き放題アプリ

KKBOX - 1ヶ月無料 音楽聞き放題アプリ

KKBOX無料posted withアプリーチ

  • 月額:980円
  • 収録曲数:3500万曲以上

台湾から来たサービスで、今注目を集めています。
特徴はなんといっても、K-POPやC-POPなどアジア圏の楽曲が多いことです。
他のサービスで聴けなくてもKKBOXならきけることも多いですよ。
K-POP系のプロモーションをやる機会のある方は、これで勉強しておきましょう。

レコチョクBest

レコチョク Best - 音楽聞き放題の定額音楽配信アプリ 主題歌・新曲・洋楽等

レコチョク Best - 音楽聞き放題の定額音楽配信アプリ 主題歌・新曲・洋楽等

RecoChoku Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ

  • 月額:324円(アーティストプラン) / 980円(スタンダードプラン)
  • 収録曲数:650万曲

音楽配信大手のレコチョクが提供している音楽配信サービスです。
老舗だからこその信頼性なのか、ドリカムとかの独占配信モノがあるのが良いですね。
あと、好きなアーティストの曲だけ聞けるアーティストプランとかもあるのが面白いと思います。
全部は聞かないけど、いくつかアーティストピックアップして聞きまくりたい!って人は結構いいサービスになっていると思います。

LINE MUSIC

LINE MUSIC(ラインミュージック)

LINE MUSIC(ラインミュージック)

LINE MUSIC CORPORATION無料posted withアプリーチ

  • 月額:500円プラン / 980円プラン
  • 収録曲数:4700万曲

LINEとソニー・ミュージック、エイベックスの3社中心で作った、LINE MUSIC株式会社による音楽配信サービスです。
楽曲数も豊富だし、ユーザーが作ったプレイリストも結構クオリティが高くて面白いですよね。
LINEの手広さには驚きです。
プロフィール画面のBGMとかLINE通話の呼び出し・着信音に出来るのがLINEユーザーにとってはうれしい!

YouTube Music Premium/YouTube Premium

YouTube Music

YouTube Music

Google LLC無料posted withアプリーチ

  • 月額(YouTube Music Premium):WEB/Android版は980円、iOS版は1,280円
  • 月額(YouTube Premium):WEB/Android版は1,180円、iOS版は1,550円
  • 収録曲数:未知数

これが今業界大注目のYouTubeの音楽配信サービス。知らないとまずいです。
両方とも似たようなサービスですが、YouTubeプレミアムなら音楽だけじゃなくて普通の動画の広告も外せるし、バックグラウンド再生できるので、迷ったらこっちでいいんじゃないかと思います。
YouTube Music Premiumのほうが安いですけど、曲数が少ないのがちょっとまだ残念ですね…。
YouTubeプレミアは、オリジナルコンテンツも期待できるので、マジでいいと思います。

※現在Googleが提供している音楽配信サービス「Google Play Music」を定期購入している場合はYouTube Music Premiumが同時に無料で利用できるようになります。多分Google play Musicは消えていく。

dヒッツ

dヒッツ

  • 月額:540円
  • 収録曲数:450万曲

これはdocomoのサービスですけど、誰でもはいれます。
曲数は正直他のサービスと比べるとかなり見劣りしますね…。
ただ、コスパはめっちゃいいです。
有名な曲はすぐに入ってくる感じがあるので、流行りの音楽を安く聞きまくりたいって人にはオススメ。

…サービスかなりたくさんあって、選びたい放題でしたね(笑)

もしあなたがアーディストのプロモーションを考えていて、この中のどれも使っていないとしたらちょっとまずいと思いますので、上記の内のどれかは最低でも一つ使ってみた方が良いと思います。

ストリーミング時代の攻略は、CDを買わせようとすることをあきらめること

CDを買う人は今少ないです。

つまり、CDを買ってもらうためのプロモーションは正直投資効果がかなり低いです。

これからのアーティストプロモーションでは、まずは聞いてもらって、好きになって貰って、DLやライブに足を運んでもらうことがとても大事な戦略となるでしょう。

いわゆるアイドルグループの様な握手券としてのCD販売という手もあるけど、これは反感も買いやすいので、長期的なブランディング戦略を立てた上で実行しないと、結構危険です。

今回ご紹介した王道の3ステップを戦略の骨組みにしながら、「聞いてもらうために何をすべきか」という視点でプロモーションを考えましょう。

もしもアーティストに関わらず、プロモーションとかマーケティングのことをもっと勉強したいと思っているのであれば、広告業界の1年生が読むべきおすすめの本について別記事でまとめています。是非参考にしてくださいね。

Let’s studying..!!

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